「北の国から」はじゅんを演じた吉岡秀隆さんの声でドラマが展開することにより、じゅんの感じたことの物語ともいえましょう。吉岡秀隆さんの成長とともにナレーションのじゅんの声も考え方も成長していきます。ナレーションの魅力そして吉岡秀隆さんの魅力を紹介します。

「北の国から」でじゅん(純)を演じた俳優 吉岡秀隆さんの魅力

「北の国から」は連続ドラマから特別編を合わせると、21年もの長い時間をかけた壮大なドラマです。

じゅん(純)の成長は、吉岡秀隆さんの成長でもあります。吉岡秀隆さんイコールじゅん(純)とイメージしたり、呼んでしまう方は多いと思います。

吉岡秀隆さんの声は優しく表情はやわらかい、落ち着いたイメージですよね。

吉岡秀隆さんの代表作はもちろん「北の国から」シリーズですが、そのほか多くの映画やドラマに出演しています。

吉岡秀隆さんは5歳の時に「大江戸捜査網」でドラマデビューしました。その後映画「男はつらいよ」シリーズ第27作から最終作と特別編までと、「北の国から」以外でも子役のころから、優秀な演技力だったそうです。

そんな吉岡秀隆さんはですが、性格が負けず嫌いのところがあり、納得がいくまで練習し、一生懸命努力を重ね演技にのぞむそうです。

子役から大人の俳優として、実力派俳優となった吉岡秀隆さん、演技のためなら努力を惜しまない姿勢があるから、日本アカデミー賞では優秀助演男優賞、最優秀主演男優賞の度重なる受賞、そのほか数多くの受賞につながっているのでしょう。

吉岡秀隆さんの演技は演技をしていることを感じさせない演技ではないでしょうか。数多くのドラマや映画に出演なさっていますが、どんな人物でも自然に演じる技を持っていると思います。

吉岡秀隆さんの演技の魅力は、演じるというよりその人自身になりきってしまうことでしょう。

「北の国から」のじゅん(純)のナレーション風にいえば、黒板純という子供は、まさに麓郷にいたと思われ、視聴者をドキドキ、はらはらさせてくれたわけで。

吉岡秀隆さんの演技によって、視聴者までもそのドラマに引き込む、視聴者がドラマの中の端っこの方で例えば近所の人のような役で、ドラマに参加している気分にさせてくれる気がします。

「北の国から」でのじゅん(純)のナレーションの存在感とその意味

「北の国から」はなぜじゅん(純)のナレーションだったのでしょう。

じゅん:拝啓、恵子ちゃん__ で始まる、東京の友達に宛てる手紙のようなナレーションは、今までにない新しいもので、茶の間でこのドラマを観る人々の心を掴みました

これはあくまでも想像なのですが、賢く都会派のじゅん(純)の心の声が、仲良しだった友達の恵子ちゃんにそっと打ち明けることで、北海道の自然の中に暮らす厳しさ、楽しさを、より都会の人つまり視聴者に伝えることができると考えたのではないでしょうか

そのほかにもナレーションの中に「とうさん」、「かあさん」をはじめ、様々な人に呼び掛けるものはありますが、すべては言葉に出しては言えない、じゅん(純)の心の言葉であり、声なのです。

じゅん(純)のナレーションは、子供の言葉としては子供らしからぬ言い訳だったり、説明じみていますが、じゅん(純)の根底にある性格が滲み出ていると思います。

「北の国から」連続ドラマに出演した子供時代のじゅん(純)

「北の国から」連続ドラマの子供時代のじゅん(純)は、とても饒舌な時と、寡黙になっている時とのギャップが大きいと思います。

はしゃいでいる時や得意げに話す時はとてもよくしゃべり、また言ってはいけないと止められると、なぜか話してしまう癖があります。

じゅん(純)本人も止めなければいけないと思いますが、大抵それに気づくのはかなり話してしまってからなので、時すでに遅しです。

子供なので仕方ありませんし、そうしたことで必ず後悔すると思っても、なぜか人に話してしまう様子が子供なので可愛らしく思えます

東京で勉強ができたじゅんが北海道に行き、過酷な自然や、川から水を引いたり、風力発電をしたり、父親五郎がなんでも自分で造ってしまうサバイバル的生活を目の当たりにします。

じゅん(純)自身も生きるためにはどのようにしたら良いかを覚えてくると、なんでも造る父親のことをだんだんと尊敬するようになります。

母親の見舞いに東京に行った時、友達が乗らなくなった自転車が気になるシーンがあります。

なんでも新しいものを手に入れたがる現代に使える物は大切に使うべきであるということをじゅん自身が感じるくらい北海道の父親五郎との生活はじゅん(純)の心を成長させました

洗練された都会の暮らしが好きで、かあさんが大好きなじゅん(純)ですが、一方では父親五郎は妹をひいきしていると疑いつつも、なんでも造る父親五郎をひそかに尊敬する、とても愛らしい子供だと思います。

じゅん(純)の良いところは、自分の欠点を十分知っているところ、そして人の心の痛みがわかるところです。すべては父親五郎の生きざまが導いているように思います。

「北の国から」2002遺言で唐突に登場した結ってどうなの?

高村結はスペシャル最終話となる2002遺言に、初登場します。結はじゅん(純)と蛍同様涼子先生の教え子でした。

牧場破綻の苦労を経験し、借金返済を強いられているじゅんは、家庭を持ちたいと思うようになっていました。そんなじゅん(純)の結婚相手役となる結は、じゅん(純)と出会ったときは、夫がいました。

夫はいましたが、夫は家に居ず、夫の父親愛称「トド」と暮らしていました。結の結婚は破綻していたのです。そのことをじゅん(純)が知るのは後のことでした。じゅん(純)は結を独身と思っていました

しかし離婚していなかったため、じゅんと結の交際は難題でした。

結は結の父親の友人であったトドに、本当の娘のように可愛いがられ、幸せになって欲しいと思われていました。

じゅん(純)が今まで付き合った女性は、静かな男性なら助けたくなるイメージですが、結は結につらい仕打ちをした前夫に銃を向けるほどの強い性格のイメージがあります。

じゅん(純)から様々な女性が去っていきましたが、結だけはじゅん(純)を追って富良野に来た唯一の女性です。

強さの中に優しさがあるのが、なのだと思います。

結役の内田有紀と実生活でも結婚するも・・・

2002年実生活でも吉岡秀隆さんと内田有紀さんは、「北の国から」のじゅん(純)と結の共演が縁で、結婚します。

おふたりに所縁のある「富良野」のホテルで、「北の国から」の脚本家倉本聰さんがプロデュースした結婚式は当時話題になりました。

しかし残念なことにお似合いのおふたりの結婚生活は、3年後2005年に離婚となります。

内田有紀さんは幼いころからの経験から、「理想の家庭」があったようで、結婚を機に幸せな家庭をふたりで作りたくて、芸能界を引退しました。

しかし、現実は家庭に入った内田有紀さんと、連続ドラマや数多くの映画などの撮影で超多忙となった吉岡秀隆さんがすれ違いになってしまったそうです。

内田有紀さんにとって幸せなはずの結婚がより孤独を痛感させたのでしょうか、内田有紀さんは吉岡秀隆さんに書置きを残し、悲しい結末となってしまったようです。

その後内田有紀さん2006年ドラマで復帰しました。

現在は互いに俳優として多くのドラマや映画に出演し、活躍なさっています吉岡秀隆さんも内田有紀さんも演技力の素晴らしい俳優さんですので、おふたりの今後の出演作品も楽しみですね。